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2万ちょっとで買える案外侮れない8インチ級タブ「Alldocube iPlay 60 Mini Turbo」レビュー

皆様こんにちは。TOM1192です。

今回は3回前にレビューした「HeadWolf FPad7」のなかにも出てきた対抗馬であるAlldocubeの「iPlay 60 Mini Turbo」の自費レビューです。

tomspcparts.hatenablog.com

↑FPad7のほうはこちらからどうぞ。

 

a.r10.to

基本価格は32000円程度とお高めですが、だいたいセールしてるので実質の価格は25000円以内。

楽天圏でポイント倍率高い人なら20000円内も楽勝です。

 

 

1.スペックについて

1-1 画面と寸法

画面サイズはFPad7と同じく8.4インチです。

解像度は1920x1200とFPad7に劣りますが、タッチ感度は良好で操作感はこちらのほうが上です。

また、輝度の自動調整機能がちゃんとついてるので暗所で目がつぶされることはありません。

この製品と前回のLegion Tan8.8とFPad7の比較を出しておきます。

正面

背面

右側面

左側面

上面

底面

1-2 SOCまわり

ここ最近、定番のHelio G99からの卒業したタブレットがちょくちょく出ており、こいつはその最初ともいえるタブレットです。

FPad7はMediatekのDimensity 7050でしたが、こちらはSnapdragon6 Gen 1を搭載。

Dimensityよりもスマホにも採用事例があるので聞いたことがあるかもしれません(Xperia 10 VIに搭載されていたそう)。

 

コア構成はA78x4(2.2GHz)+A55x4(1.8GHz)の8コア。

Dimensity7050がA78x2(2.6GHz)+A55x6(2.0GHz)の構成で、同じコアを使っていながらコア構成が違うので若干CPU性能は強くなっていますが、そのぶんクロックが低いので結果として誤差レベルになっています。

 

iGPUはAdreno 710でDimensity 7050のMali-G68(243.2GFLOPS)よりも強力な346.1GFPLOPSとなっています。

もっとも倍率的には1.4倍とめちゃめちゃ強力…というわけではないんですが。

ただ、Mali-G68のほうはGPUクロックが950MHzと高く、Adreno 710のほうは676.1MHzとやや低いので、クロックが高いほうが優位なパターンを引くとスコアが逆転することもあるようです。

 

メモリにはLPDDR5-3200の8GBを搭載。

FPad7も同様の仕様なのでこのあたりは変わらずといったところ。

仮想メモリ機能も健在ですが、このスペックではまず恩恵はないでしょう。

下記にベンチの簡易比較を書いておきます。

 

①GeekBench6

製品名 SOC CPU-Single CPU-Multi GPU-OpenCL GPU-Vulkan
AlldoCube iPlay Mini 60 Turbo(当製品) Snapdragon 6G1 937 2903 1307 1681
HeadWolf FPad7 Dimensity 7050 835 2318 2296 2346
Motorola Razr 40s Snapdragon 7G1 1021 2813 2463 2719

Lenovo Legion Tab8.8

(2025)

Snapdragon 8G3  2251 6911 14958 16455

②3D Mark

製品名 Wild Life Wild Life Unlimited Wild Life Extreme Sling Shot Sling Shot Unlimited Sling Shot Extreme Sling Shot Extreme Vulan
AlldoCube iPlay Mini 60 Turbo(当製品) 2363 2405 599 5503 5702 4018 3563
HeadWolf FPad7 2213 2300 599 5057 5753 3899 3725
Motorola Razr 40s 3050 2399 804 5296 5357 5105 5218
Lenovo Legion Tab8.8(2025) 上限突破 19088 5105 上限突破 21153 19371 上限突破

 

Snapdragon 8Gen3は別次元なのでアテになりませんが、概ね6Gen1のほうが高性能な傾向があります。

ただ、GeekBenchのGPUベンチはどっちもFPad7に負けてたり、処理に得手不得手があるようです。

 

というかMotorolaのほうは7Gen1のフルスペックが発揮しきれてないみたいです。

折り畳みは相対的に熱容量の限界値が低いからでしょう。

 

1-3 ストレージまわり

ストレージは128GBとその当時では普通だったものの今ではちょっと物足りなさを感じるレベル。

直系の後継のiPlay 70 Mini Ultraが256GBなので、単純増量版はあってもいいのかなぁとも思ってしまいます。

規格はUFS3.1でFPad7と同じです。

 

下記にさっきの手元端末のストレージ系ベンチであるCPDTbenchmarkを貼っておきます。

製品名

連続

書き込み

連続

読み出し

ランダム

書き込み

ランダム

読み出し

メモリ

転送速度

AlldoCube iPlay Mini 60 Turbo(当製品) 517.51MB/s 

979.23MB/s

36.50MB/s  30.92MB/s 6.85GB/s
HeadWolf FPad7 674.33MB/s  842MB/s 27.00MB/s  24.05MB/s 5.50GB/s
Motorola Razr 40s 400.91MB/s 642.65MB/s  30.31MB/s 24.30MB/s  5.24GB/s 
Legion Tab 8.8(2025) 1.24GB/s 1.54GB/s 65.22MB/s 41.98MB/s 21.54GB/s

 

そこまで変わった結果ではありませんが、メモリ転送速度が若干高いです。

MicroSDも使えるのでこちらでは頼ることになるのかもしれません。

 

1-4 無線系

Snapdragon 6Gen1の仕様上Wi-Fi6Eが使えるはずですが、当製品はWi-Fi5どまり。

このため、Wi-Fiに関してはWi-Fi6が使えるFPad7に大きく劣ります。

しかもリンク速度は433Mbpsとお世辞にもよくありません。

1G回線ですらスペックが若干足らないのはいただけないような気もします。

 

Wi-FiミレルでのWi-Fi情報。リンク速度が低いのがわかる。

 

また、LegionTab同様Wi-Fi専用機なのでSIMはないうえにGPSもオミットされてます。

 

1-5 バッテリー系

当製品は5500mAhとFPad7やLegionTabよりも少ないです。

ただ、GPSとSIMをオミットしたぶん余分な消費電力を食う要素が減ったのでそれなりに持つほうではあります。

 

急速充電まわりは中華タブではおなじみの9V2Aの18W給電。

5V3Aよりは強力ですが、誤差といえばそう。

また、当製品は一般的なタブレットと違って充電のUSB端子が上面(画面と寸法の項参照)についているという一風変わった配置です。

 

1-6 その他のハードウェア

カメラはリア1300万画素、フロント500万画素ですが、この手のタブレットのカメラはおまけです。

 

生体認証系は顔認証すらなく、PINなどの標準のセキュリティのみ。

スピーカーは上面と底面側に分散配置した横持ち向けの配置ですが、横持ちしたときに隠れるほうについてるので、ちょっと残念なところ。

 

FMラジオも搭載されていますが、当製品はイヤホンジャックの類を装備しないため、運用にはUSB→3.5mmを使用する必要があります。

まあそれで使えるならアリなのかもしれません…

 

USBポートはUSB3.1 Gen1(Alt DP対応)とこの価格帯では非常に豪華。

映像出力がついてるのはかなりレアな仕様だと思ってもいいくらいです。

なお、映像出力は4K30pまでです。帯域的にWQHD60pまでなら出力できるはずです。

1-7 付属品

当製品の付属品は

  • 充電器(5V2A USB-PD非対応)
  • USBケーブル(A to C USB2.0)
  • 保護フィルム(貼り付け済み)
  • MicroSDスロット用のピン

です。

商品説明にも書いてありますが、USB-PDに対応しながらもUSB-PDに対応した充電器が付属していないため、ちょっと残念です。

また、USB3.1に対応しながらもUSB3.1に対応したケーブルも付属していないので、勝手に買ってくれのスタイルということでしょう。

 

保護フィルムはFPad7より分厚くそれなりには信頼できます。

 

2.このタブレットの良いところ

先にFPad7やLegionTabを触ってしまったところがあるので、画面やスペックは正直良いとも言い切れはしないところはありますが、FPad7よりも良いのは画面応答性でしょう。

というかFPad7が悪すぎです。

操作感の違いだけでこのタブレットは推す理由になってもいいでしょう。

 

あとは、USB周りがやたらと豪華なところです。

AltDPが使えるということはちょっとした業務処理もできますし、YouTubeを大画面再生したりもできます。

USB3.1 Gen1もあればUSBメモリも必要十分に使えるのであるに越したことはないシリーズです。

 

3.このタブレットの悪いところ

悪いところというか、同社にほぼ同じ金額で最近発売されたiPlay 70 Mini Proが存在するところです。

こちらはFPad7から画面解像度を取り上げた代わりにリフレッシュレートが90Hzとこの製品よりも明らか良いところがあるため、正直この製品とiPlay Mini 70 Proはかなり悩みます(価格もこの製品よりも2000円以上安いですしね)

 

SIMやGPSも載ってますし、正直勝ってるのはいいところの部分だけといってもいいくらい。

ただ、6Gen1のほうがまだスペックがあるのでリフレッシュレートに不満がなければこちらも悪くはない…とも思っています。

a.r10.to

 

4.さいごに

このタブレット

  • 高性能タブレットにお金を出したくはないが
  • 8インチ級が欲しくて
  • 横持ちでの運用が主

な人におすすめできるタブです。

一方で、同社のiPlay 70  Mini UltraやLenovoのLegion Tab 8.8のようにスペックの暴力には遠く及ばないため、あくまで2万円台で買えることがメリットとなります。

倍値で7+Gen3と144Hzディスプレイと12GBメモリが手に入ってしまうので、予算の都合がなければこちらを買う理由がないといえばそれまでです。

 

また、悪いところにもあるとおり、iPlay 70 Mini Proという同社内での強力なライバルがいるのも課題です。

半年以上経ったのだから上位が出て当然といえば当然ではありますが、やはり中華タブは購入時期が難しいというかなんというか…

 

いずれにしても価格に見合った性能はありますし、そこまで求めないならコレもベストバイになるとは思います。

Dimensityは性質上最適化遅れがあったりしますからね。

 

ってなわけで今回はここまで。

次回はPS5 Proの記事かも。

 

5.追記するところ

何かしら更新があれば追記するところです。

5-1 6/11追記 OSの更新について

当機はAndroid14系のOSですが、システムアップデートが変なところに眠っています。

設定→タブレット情報→System Updateの順でアクセスでき、この更新でOS部分も含めて更新するようです。

2025/6/10時点での最新バージョン

2025/6/10の更新でGoogle Play システムアップデートがループバックして適用できない問題が解消されています。

このアップデート適用後には上記アプデが通ったので問題が発生している方はアップデートしておいてください。

Google側のアップデート状態(2025/6/10アプデ適用後)

 

6.各種ベンチのスコアなど

最後に表に使われたベンチマークのスコアのスクショを貼っておきます。比較にどうぞ。

GeekBench6 CPUスコア概要

GeekBench6 CPUシングルコア詳細

GeekBench6 CPUマルチコア詳細

GeekBench6 GPU-OpenCL詳細

GeekBench6 GPU-Vulkan詳細

3D Mark Wild Lifeスコア

3D Mark Wild Life Unlimitedスコア

3D Mark Wild Life Extremeスコア

3D Mark Sling Shotスコア

3D Mark Sling Shot Unlimitedスコア

3D Mark Sling Shot Extreme(OpenGL)スコア

3D Mark Sling Shot Extreme(Vulkan)スコア