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Alldocubeの”ウルトラ”なタブレット「Ultra Pad」レビュー

皆様こんにちは。TOM1192です。

今回は廉価タブでおなじみのAlldoCubeが2025年に投入した最上位タブレット「Ultra Pad」の自費レビューです。

本体もデカいので外箱もデカい

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基本価格は55000円程度と最上位なだけあってお高めですが、新発売セールで1万円引きなので45000円。

楽天圏でポイント倍率高い人なら概ね40000円くらいの実質価格になります。

また、購入後レビューの記載で後日ケースが手に入るそうです。

 

 

1.スペックについて

1-1 画面と寸法

画面サイズはこれまでのAlldoCube製品にはなかった12.9インチと分類的には超大型タブに属します。

画面解像度は2880x1840で比率は約16:10。

泥タブといえばわりとメジャーな画面比ですが特筆すべきはその解像度とリフレッシュレート。

同社のタブレットといえば2560x1600が最上位解像度でしたが、この製品はさらにその上をいきます。

私が使用している超大型タブこと「Galaxy tab S9 Ultra」は2960x1848なので解像度はフラグシップ品と同一クラスの一品です。

また、リフレッシュレート144Hzはスーパーなめらかなので一度慣れてしまうと60Hzには戻れないくらいの魔力があります。

なお、画面自体はIPS液晶です。5万でこのスペックでOLEDが載るわけないので当然ではありますが、別に不満があるわけではありません。

HDR表現には未対応です。もっとも活躍の機会に恵まれる機能ではありませんが、大画面を謳うタブレットとしてはちょっと残念です。

サイズ比較(下からiPlay60 mini Turbo・当製品・Galaxy Tab S9 Ultra)

寸法は291mm(長辺) x 191mm(短辺) x 7.6mm(厚さ)と厚さ方向がちょっと気になる以外は結構持ちやすく、中華タブらしからぬ仕上がりの良さを感じます。

写真を見ればわかるとおり、最下部の8インチと比較すれば段違いのサイズ。

ただ、14.6インチを誇るGalaxy Tab S9 Ultraを見るとちょっと小さく見えます。

 

重量はGalaxy Tab S9 Ultraと同等クラス。

決して軽くはありません。

 

1-2 SOCまわり

当製品は先に登場している「iPlay70 mini Ultra」と変わらず、Snapdragon 7+ Gen3を搭載。

コア構成はX4(2.8GHz)x1+A720(2.6GHz)x4+A520(1.9GHz)x3の8コア。

同世代の8Gen3がX4(3.3GHz)x1+A720(3.15GHz)x2+A720(2.96GHz)x3+A520(2.27GHz)x2なので構成とクロック以外は全く同じコアシリーズを採用しています。

 

iGPUはAdreno 732で1459.2GFROPSと半値で買えたiPlay 60 mini Turboの346.1GFROPSの約4倍。

同社最上位の名に恥じないスペックを携えています。

 

メモリにはLPDDR5X-4200の12GBを搭載。

先述のGalaxy Tab S9 Ultraと同一容量というこの価格帯で載せていい容量ではありません。

 

①GeekBench6

製品名 SOC CPU-Single CPU-Multi GPU-OpenCL GPU-Vulkan
AlldoCube Ultra Pad(当製品) Snapdragon 7+G3 1877 5053 7979 9366
AlldoCube iPlay Mini 60 Turbo Snapdragon 6G1 937 2903 1307 1681
HeadWolf FPad7 Dimensity 7050 835 2318 2296 2346
Samsung Galaxy tab S9 Ultra Snapdragon 8G2 for Galaxy 2113 5609 9555 10049

Lenovo Legion Tab8.8

(2025)

Snapdragon 8G3  2251 6911 14958 16455

②3D Mark

製品名 Wild Life Wild Life Unlimited Wild Life Extreme Sling Shot Sling Shot Unlimited Sling Shot Extreme Sling Shot Extreme Vulan
AlldoCube Ultra Pad(当製品) 上限突破 11637 2985 上限突破 16328 上限突破 上限突破
AlldoCube iPlay Mini 60 Turbo 2363 2405 599 5503 5702 4018 3563
HeadWolf FPad7 2213 2300 599 5057 5753 3899 3725
Samsung Galaxy tab S9 Ultra 上限突破 14334 3900 上限突破 17926 上限突破 上限突破
Lenovo Legion Tab8.8(2025) 上限突破 19088 5105 上限突破 21153 19371 上限突破

 

あのSnapdragon 8Gen2に近いスコアを叩き出すSOCです。

文句なしのパワフルSOCといえるでしょう。

 

1-3 ストレージまわり

ストレージは256GBと現代においては標準的。

規格はUFS3.1でここ最近のタブレット族とはあまり変わりません。

 

下記にさっきの手元端末のストレージ系ベンチであるCPDTbenchmarkを貼っておきます。

製品名

連続

書き込み

連続

読み出し

ランダム

書き込み

ランダム

読み出し

メモリ

転送速度

AlldoCubeUltra Pad(当製品) 764.82MB/s 

1.42GB/s

32.73MB/s  31.22MB/s 14.91GB/s
AlldoCube iPlay Mini 60 Turbo 517.51MB/s 

979.23MB/s

36.50MB/s  30.92MB/s 6.85GB/s
HeadWolf FPad7 674.33MB/s  842MB/s 27.00MB/s  24.05MB/s 5.50GB/s
Samsung Galaxy tab S9 Ultra 961.59MB/s 1.08GB/s 35.46MB/s 32.63MB/s  18.65GB/s 
Legion Tab 8.8(2025) 1.24GB/s 1.54GB/s 65.22MB/s 41.98MB/s 21.54GB/s

 

SOCが強力になったぶんだけちゃんと速いです。

なんならGalaxy Tab S9 Ultraを超える場面もあるので普通に超優秀です。

 

1-4 無線系

Snapdragon 7+Gen3の仕様上Wi-Fi7が使えるはずですが、当製品はWi-Fi6どまり。

まあWi-Fi7なんてよっぽどじゃないとあまり価値がないので問題にはならないでしょう。

ちゃんと2x2の160MHz幅対応なので、2401Mbpsリンクをします。

が、どういうわけかパケ詰まりのような挙動を示すので要改善期待です。

Wi-FiミレルでのWi-Fi情報。2.4Gbpsリンクが確立できているのがわかる。

また、LegionTab同様Wi-Fi専用機なのでSIMはないうえにGPSもオミットされてます。

 

 

1-5 バッテリー系

当製品は15000mAhとサイズがデカいぶんだけ容量もマシマシです。

 

急速充電まわりは中華タブではおなじみの9V2Aの18W給電…ではなく11V3Aの33W(PD3.1 PPS使用時)と強化。

45Wや66Wとまではいきませんが、うれしい強化です。

 

1-6 その他のハードウェア

カメラはリア1300万画素、フロント500万画素ですが、この手のタブレットのカメラはおまけです。

 

生体認証系は顔認証すらなく、PINなどの標準のセキュリティのみ。

スピーカーは上面と底面側に分散配置した横持ち向けの配置です。

Galaxy Tab S9 Ultra同様4分割配置なのでしっかりとしたサウンドが鳴ります。

が音特性的にはドンシャリです。

10/1配信開始のアップデートで音まわりは幾分改善されました。

特にゲームでの音は変わったと感じれるくらいにはよくなったと思います。

 

USBポートはUSB3.1 Gen1(Alt DP対応)。

AlldoCubeはこの実装が好きなのか継続してますね。

もっともAlt DPに関しては素の画面サイズがデカいので利用機会は思った以上にはないかもしれません。

 

Androidバージョンは15。しかもiPlay 60 mini Turboと違ってLiteなOSじゃありません。

金かかってるぶんちゃんとグラフィカルな仕上がりとなっています。

実は本製品以外にはまだ採用されていないOS。初期でAndroid15はうれしい。

1-7 付属品

当製品の付属品は

  • 充電器(PD3.1対応11V3A or 20V1.5A)
  • USBケーブル(C to C USB2.0)
  • 保護フィルム(貼り付け済み)
  • MicroSDスロット用のピン

です。

高価格品なだけあって充電器がいいものが入ってて良きです。

ただ、USB3.1に対応しながらもUSB3.1に対応したケーブルも付属していないので、勝手に買ってくれのスタイルということでしょう。

 

保護フィルムは割としっかりしてます。

 

2.このタブレットの良いところ

特筆すべきは画面サイズです。

12.9インチはここ最近ではトップクラスにはデカくエンタメ用途・ゲーム用途でも抜群の良さを発揮できます。

SOCやメモリもかなり強力になったおかげで画面に性能が負けるということもないので、安心してゴリゴリ使えます。

 

急速充電や素のバッテリー容量も強化されているので、持ち出す用途でも活躍の機会に恵まれるでしょう。

 

3.このタブレットの悪いところ

候補そのものは少ないものの同一サイズ帯に競合がいくつかいるところでしょう。

もちろん価格でいえば当製品が一番安いのは事実ですが、

画面比が白銀比(7:5)なOppoのOppoPad3

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やほぼ同一価格でスタイラスペンが付属するLenovoのIdea Tab Pro

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8sGen3とUFS4.0で512GBのストレージを持つXiaomiのXiaomi Pad7 Pro

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などの候補がいるほか、近しい価格だけで言えばiPad無印も候補に挙がっていまいます。

Androidユーザーでないならば買わないっていう選択肢も賢明ではあるかもしれません。

 

また、OSの最適化が甘いのかゲームの応答性が悪い場面もあります。

スピーカーもDTSチューニングの割にはなんというか良さがありません。

なんか変です。

生体認証系が変わらずオミットは辛いです。

せめて雑な顔認証でも載せてくれたらうれしかったです。

 

画面のHDR非対応も個人的に残念です。

最大輝度700nitを謳うタブレットならばそれくらいは対応してほしかったです。

 

4.さいごに

このタブレット

  • 大画面で遊びたくて
  • SOC性能にも妥協せず
  • でも価格はちょっと節約したい

ユーザーにはオススメできるでしょう。

ただ、スペック的には安いものの、クーポン込とはいえ4万円を超える価格は決して安いわけではなく、欲しいと思わない限りはあえて買わないのも手だと思います。

また、細々としたところで実装が甘く、価格なりと言われればそうなのかなぁと思う製品になっています。

 

OSがこれまでのLiteじゃないのは個人的にはうれしい要素であるほか、急速充電が強化されていたりとちゃんと変な妥協で終わってないのは伊達に最上位を名乗るだけはあります。

でもやっぱりコレじゃないとダメとまでは言い切れないので、予算があるならば上記別タブのほうが良いですし、潤沢ならばiPad ProやGalaxy Tab S11+などの同一サイズ帯フラグシップのほうが断然良いです。

が、それはそれこれはこれ。

4万円台で買えるなら少々のデメリットに目をつぶっても許せるタブ。それがこの製品だと思います。

 

 

というわけで今回はここまで。

 

暫定版なので時間かけて修正します。

5.追記するところ

5-1 アプデについて

発売時点でアプデがあります。

設定からDLして適用しておきましょう。

アプデは「システム設定」→「システムアップデート」から

10/1にも追加でアップデートがあるので忘れず適用しましょう。

サウンドまわりが良くなったように感じられます。


5-2 Wi-Fiの不具合について

上記にあるWi-Fiの不具合について問い合わせを行いました。

日祝はお休みだそうなので、実際の回答は来週半ば〜末となりますが、詳細が分かればさらなる追記を行うことになると思います。

 

また、厳密には不具合ではないものの、仕様上存在しないWi-Fi6Eを何故か使える判定が入っているという謎仕様があります。

もちろん技適番号的にも実際の端末上でも6GHz帯は使用できませんが、コレがおかしくさせている可能性も否定できません。

いずれにしても推測の域を出ないため、回答があるまで待つことになると思います。

技術基準適合証明等を受けた機器の検索(219-249409)

 

2025/9/15追記

個体差によるものかもしれないとの回答がありました。

現在交換対応をも含めた対処になる予定です。

ただし、交換対応しても不具合が起こる可能性は否定できないため、上記内容の回答の正式なアンサーを待って交換対応に望む予定です。

 

2025/9/21追記

交換対応となりました。送付は終わっており、交換品の発送待ちです。

もし、コレでも解消しない場合は検証がてらWi-Fi6までしか使えないルーターで挙動チェックを行うつもりです。

 

2025/9/22追記

交換品が届きましたが、変わらず不具合そのものは継続中です。

ただ、解決策も同時に見つかりました。

 

2025/9/23追記

公式ショップからの回答より、今週末までに当不具合を解消するアップデートが配信される予定です。

このため、下記の対応は暫定的なものと留めておいてください。

 

2025/10/1追記

本日付けでアップデートが配信されていますが、依然として直ったとは言いがたい状況です。

ショップに問い合わせを行っていますが、おそらく最終的に返金処理になると思われます。

下記対応自体は有効なので今後も使い続ける方は参考にしてください。

 

5-2” Wi-Fi不具合発生時の対処方法

タブレットWi-Fiに関する不具合が発生するのはとある要素が原因です。

それは

 

160MHz幅での接続を行うこと

 

です。

Wi-Fi6は20・40・80・160MHz幅(国内では)での接続が可能ですが、その性能はルーター・端末それぞれの上限値に基づいて決まります。

タブレットは無線系の項目にあるとおり、5GHz 2x2 160MHzを使って最大2.4Gbpsリンクの接続が可能なのですが、どうやらこの160MHz帯を使うことをアンテナ側かSOC側が想定してなかったのかリンクはできても通信が安定しない状態に陥っていたようです。

 

ただ、問題が一つあって端末側からはリンク速度は弄れないというわかりやすく致命的な問題があります。

このため、対処はルーター側で行うか160MHz幅がない2.4GHz帯での接続のどちらかになります。

もっとも、一般のご家庭だと1.2Gbpsリンクすら実用上全く不足のない速度なため、ルーター側でスパっと弄ってしまうほうが楽で早いです。

 

安易に弄れないもしくは不安な場合は先述のとおり2.4GHz帯でつなぐほうが良いです。

ただし、2.4GHz帯はBluetoothや電子レンジなどの周波数帯と干渉する問題があるので、運用場所には注意しましょう。

 

それはそれとして、不具合であることには変わりないので、早く解消してほしいものです…

設定例(写真はバッファローのWXR-18000BE10Pのもの)

 

6.各種ベンチのスクショなど

最後に表に使われたベンチマークのスコアのスクショを貼っておきます。比較にどうぞ。

 

GeekBench6 CPUスコア概要

GeekBench6 CPUシングルコア詳細

GeekBench6 CPUマルチコア詳細

GeekBench6 GPU-OpenCL詳細

GeekBench6 GPU-Vulkan詳細

3D Mark Wild Lifeスコア

3D Mark Wild Life Unlimitedスコア

3D Mark Wild Life Extremeスコア

3D Mark Sling Shotスコア

3D Mark Sling Shot Unlimitedスコア

3D Mark Sling Shot Extreme Unlimited(OpenGL)スコア