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コンパクト+ハイエンドSOC+良心的価格=最強な泥タブ「Lenovo Legion Tab(8.8",3)」レビュー

皆様こんにちはTOM1192です。

今回は、前回の記事にあったゲーム向けにはこっちを選べこと、LenovoのLegion Tab 8.8(2025)のレビューとなります。

↓前回はこちらから

tomspcparts.hatenablog.com

 

なお、前回に限らず当方の記事は基本全部自費です。

a.r10.to

www.lenovo.com

こちらは直販および楽天での取り扱いがあり、純粋価格は直販が安いですが楽天は圏内でポイント倍率がかかる場合+ポイント倍率増加イベント中+特別クーポン配布中は実質価格が直販のレベルでないほど安くなります。

 

当方の場合は、今の状態が7倍でイベント増加分10%+イベント限定追加で10倍に加え、5000円OFFクーポンまで使ったので、実質6万円前後(多分6万円割ってます)というわけわからん金額になってます。

つまり前回のタブレットの価格の約2.1倍でハイエンドタブレットが手に入ってしまうというわけですね。

 

追記

Amazonでも取り扱いが始まったようです。

直販価格と同じです。

 

1.スペックについて

1-1 画面と寸法

画面サイズは8.8インチと前回のFPad7よりほんのちょっぴり大きいですが、半ば誤差です。

解像度は2560x1600と同じですが、リフレッシュレートが165Hzと伊達にハイエンドを名乗るだけあって動きはスムーズです。

当然タッチサンプリングレートも同じだけあるので、快適度が段違いです。

輝度は500nit(最大900nit)と液晶としては明るく、ちゃんと輝度の自動調整機能もついてます。

画面比較(左がFPad7で右が本製品)

厚さ比較(上がFPad7で右が本製品)

背面のイメージ。カメラ部分がちょっと浮いており、2眼(後述)

1-2 SOC・メモリ

SOCにはまさかのSnapdragon 8Gen3を搭載。

正真正銘のフラグシップSOCであり、現在では一つ型落ちであるもののもちろん前回のタブレットの比ではないほどのハイスペックなのは言うまでもありません。

当然iGPUも強力であり、前回のタブレットの約10倍の処理能力という馬鹿げた性能をひっさげています。

このスペックなので、本編よりも馬鹿げたレベルで重いアズレンの交流宿舎の中でもさらに重いバカンス3人配置も設定全部盛りでもすんなりこなせます。

ただ、全体の挙動としてGPUクロックがやや不安定な傾向があります。が、実用レベルではそこまでは問題にはならないです。

 

当方保有のGalaxy Z Fold6とほぼ同等のスペックであり、筐体サイズのデカさによってそっちよりも冷えやすいのもあって、状況次第では普通に上回ってくる可能性まで秘めています。

RAMはLPDDR5Xの12GBを搭載。特段の記載はありませんが、8Gen3には4800MHzのクアッドチャンネルで組み合わされるという仕様だそうなので帯域は76.8GB/sとDimensity 7050のときと比較しておおよそ3倍とまあぶっ壊れてます。

メモリの余裕は心の余裕という言葉があるとおり、12GBも積んでしまえば基本足らなくなることはないでしょう。

 

下記に手元端末の各種スコアを貼っておきます。

①GeekBench6

製品名 SOC CPU-Single CPU-Multi GPU-OpenCL GPU-Vulkan
Legion Tab 8.8(2025)
(当製品)
Snapdragon 8G3 2251 6911 14958 16445
HeadWolf FPad7 Dimencity 7050 835 2318 2296 2346
Motorola Razr 40s Snapdragon 7G1 1021 2813 2463 2719
Samsung Galaxy tab S9 Ultra Snapdragon 8G2 for Galaxy 2113 5609 9555 10049
Samsung Galaxy Z Fold6 Snapdragon 8G3 for Galaxy 2258 6912 15669 16987

 

②3D Mark

製品名 Wild Life Wild Life Unlimited Wild Life Extreme Sling Shot Sling Shot Unlimited Sling Shot Extreme Sling Shot Extreme Vulan
Legion Tab 8.8(2025)
(当製品)
上限突破 19088 5105 上限突破 21153 19371 上限突破
HeadWolf FPad7
(当製品)
2213 2300 599 5057 5753 3899 3725
Motorola Razr 40s 3050 2399 804 5296 5357 5105 5218
Samsung Galaxy tab S9 Ultra 上限突破 14334 3900 上限突破 17926 上限突破 上限突破
Samsung Galaxy Z Fold6 上限突破 19355 5006 上限突破 20422 上限突破 上限突破

 

最上位なだけあって、1世代前の最上位である8Gen2 For Galaxyには圧勝です。

文句のつけようがありません。

高負荷になるWild Life Extremeでは発熱処理の差なのかたまたまなのか8Gen3 For Galaxyを若干超えるスコアが出ています。

とはいえ、同じSOCのクロック違いなので正直誤差だと思います。

 

1-3 ストレージまわり

ストレージは256GBと前回のタブレット同様比較的多めで、こちらはより高速なUFS4.0に対応。

ただ、FPad7と違ってSDカードなどでのストレージの増強は不可能なため、ガンガンゲームを突っ込むとすぐに埋まってしまいます。

 

下記にさっきの手元端末のストレージ系ベンチであるCPDTbenchmarkを貼っておきます。

製品名

連続

書き込み

連続

読み出し

ランダム

書き込み

ランダム

読み出し

メモリ

転送速度

Legion Tab 8.8(2025)
(当製品)
1.24GB/s  1.54GB/s 62.22MB/s  41.98MB/s 21.54GB/s
HeadWolf FPad7 674.33MB/s  842MB/s 27.00MB/s  24.05MB/s 5.50GB/s
Motorola Razr 40s 400.91MB/s 642.65MB/s  30.31MB/s 24.30MB/s  5.24GB/s 
Samsung Galaxy tab S9 Ultra 961.59MB/s 1.08GB/s 35.46MB/s 32.63MB/s 18.65GB/s
Samsung Galaxy Z Fold6 1.05GB/s 2.21GB/s 35.47MB/s 30.88MB/s 21.13GB/s

 

ランダムアクセスはなんか圧倒してますし、それ以外もGalaxy Z Fold6と同等のスコアが出ています。

さすがはハイエンド。格の違いを見せてくれます。

 

1-4 無線系

こちらはWi-Fi専用タブレットのためLTE通信は使えません。

一方でWi-Fiは現在最新のWi-Fi7(be)が使えるため、国内ではかなりレアな製品となっています。

Wi-Fi7で追加されたMLOにも対応(ただし同時通信するのは2つだけ)。

なんですが、なんというかその割には表記上のリンク速度と実リンク速度が結構乖離してるのが気にはなります。

前回の記事には記載していませんでしたが、Wi-Fi7の親機として、バッファローの「WXR-18000BE10P」を使用しています。

www.buffalo.jp

 

設定画面上でのWi-Fi表記。2.4GHz+6GHzの表記がなされている

Wi-Fiミレルでの表示。3.8Gbpsとバケモンみたいな数字が出ている

Wi-Fiミレルでの速度測定。ローカル実効値がなんか安定しないようだ。

1Gbps契約のユーザーであればこの速度でも問題はありませんが、多分6GHz対応の端末数が増えたことに原因があるのかもしれません。

実際、6GHz対応のGalaxy Tab S9 Ultraのほうも実行帯域が半分くらいに落ちていたのでその節は濃厚だと思います。

 

Wi-Fi専用タブレットなのでGPSはオミットされてます。

ついてるタブレットがないわけではありませんが、概ねその傾向はあるのでお外で使うゲーム(ポケモンGOなど)やカーナビには使えません。

上記の性能の代償と考えてもいいと思います。

 

1-5 バッテリー

バッテリーはFPad7とほぼ同じ6550mAhですが、画面のリフレッシュレートが高いせいか減り方は早い感じがあります。

アイドリング時の減り方はゆっくりなので、運用でカバーするのかなぁと思います。

そして当端末はUSBポートが2つ(長辺・短辺側それぞれ1ポートずつ)ついており、それぞれでUSB-PDによる急速充電にも対応しています。

最大値は68Wと記載がありますが、付属の充電器とケーブルの組み合わせで68W給電が可能なようです。

独自の11V6.18Aで給電しているっぽい…です。

ただ、USB-PDであっても50W近くは給電できているので、よっぽどの急速充電が欲しい場合以外は別に困りはしないでしょう。

 

1-6 その他のハードウェアについて

カメラに関してはリアに1300万画素(メイン)+200万画素(マクロ)が用意されています。

この手のタブレットにしては非常に珍しい構成で、マクロのほうは案外使い道がある…のかもしれません。

フロントは800万画素でいたって普通です。

なお、動画撮影に関しては4K・FHDと可能ではありますが、フレームレートが30FPSどまりなので決して実用的とはいえません。

 

とはいえ、そこいらの中華タブなんかよりも十分役には立つほうですし、なにかとオミットされがちなQRコードリーダー機能もちゃんとついてます。

 

生体認証系は顔認証のみ。当然支払い等に使えるほうじゃありません。

できれば指紋認証くらいは欲しかった…

1-7 付属品

タブレットには付属品として、

  1. 充電器(USB-PD及び独自規格)
  2. USB C to Cケーブル

がついてます。

保護フィルムの類はついていないのでできれば同時か早急に買いましょう(後日購入予定)

バッテリーの項にもあったとおり、最高速度での充電には付属品が必要なようです。

USB端子は2つついており、長辺側にUSB3.2とType C Alt DP対応のポートがついてます。

短辺側はUSB2.0ですが、どちらのポートでも急速充電は可能なので、こっちで充電しながら画面出力をするという小技が使えるのはデュアルUSB端子の特権ともいえるでしょう。

 

OSはAndroid14系です。中華タブよりはちゃんとアプデが降ってくる…はずなので比較的長期運用も可能だと思います。

 

2.このタブレットの良いところ

前回同様画面…といいたいところですが、一番はこのサイズ帯における「コスパ」です。

最初に書いたとおり、これだけのものを詰め込んでおきながら8万円前後で買えてしまうというのは驚愕そのものです。

もちろん価格に対して優秀なコスパを実現した製品はごまんとありますが、コストをかけたコスパは体感として得られるものが段違いであるため、この点だけでコレを買う理由に値する…といってもいいくらいでしょう。

 

なんにしてもトータルスペックの余裕があるというのはそれだけで安心を買えるというわけです。

このタブレットシリーズはこれまで国内で製品化されていなかった(初代に限ってはNEC名義で出ていたが割高だった)のであまり知名度が高くなかったのですが、今回国内市場にぶっこんできた…ということは後継にも今後も期待できると思います。

 

多分来年か再来年には8Eliteをぶっこんでくるでしょう。

 

3.このタブレットの悪いところ

個人的には指紋認証がないところです。

これだけのものを詰め込んでおきながら、ちょっと足りなかったのが悔やまれます。

また、ストレージも256GBとそれなりには多いものの、海外には512GBモデルも用意されているらしく、ちょっと価格が高くても一応は用意してくれてもよかったのかなぁと思ってしまいます。

 

そして一番の問題はこのサイズ帯のタブレットにこだわらなければ(もっと正確にはこれよりも小さい選択肢が使えるなら)、最近登場したXiaomiのPoco X7 Proという価格破壊の象徴みたいな端末が存在していることにあります。

もちろん画面サイズは6.67インチと8.8インチよりは当然小さいので直接的なアドバンテージがある…とまでは言い切れませんが、ゲームしたいだけなら概ね半値に近い価格でほぼ同じスペックが手に入ってしまううえにスマホという性質上当然GPSなども使えてしまうため、用途によってはこちらが完勝と言われても文句は言えません。

 

逆に大画面であっても同社のIdea Tab ProがDimensity 8300と8GBでさらに安く買えるため、このサイズ帯が欲しい場合以外はやや割高になってしまいがちなのは言うまでもありません。

a.r10.to

 

もちろんですが、8インチというサイズではiPad miniに匹敵するスペックを持つ端末はコレくらいしかないので、それだけで勝負するのであれば何も問題はありません。

 

あと、初期設定でPlayストアじゃないところからアプリを突っ込ませるのは非常によろしくありません。

さらに言えばホームアプリ上に変なおすすめアプリを置くのも超BADです。

初期設定後に勝手にぶち込んでくるのはこのアプリ

上記アプリはシステムアプリ扱いであるので、直ちに処しましょう。

コレを処した後ならオススメアプリの表示が消せるっぽいので試してみるといいでしょう。

 

4.さいごに

このタブレット

  1. 高解像度なコンパクトなタブレットが欲しくて
  2. パワフルな処理も任せられるSOCを使いたくて
  3. 基本的に屋内たまに持ち運びがしたくて
  4. 長期的に使い続けたい

という人におすすめできます。

万能系とまではいかないにせよ、SOCが優秀であればそれだけ長期に使えるのは明らかであり、OSのサポートがどれだけ続いてくれるかどうかですね。

ただ、とりあえず初期設定に出てくるオススメは絶許。

それさえなければ完璧です。

 

2025.4.3追記

3月末にAndroid15へのアプデが入りました。

それと同時にGPUのクロックが乱高下しなくなり、それに伴って発生していたパフォーマンス低下が起きにくくなりました。

アプデ前まではアズレンの交流宿舎内で不定期でアイドル周波数に落ち込んでいたりしたので急に30fpsとかになっていましたが、アプデ後は最重と言われる3D3人をぶっこむビーチでも60fps維持が可能になりました。

 

ベンチの測定も行なったもののスコアはほとんど変わらず分からにくいものの、概ね実体験向上の良いアプデとなっています。

 

5.各種ベンチのスクショなど

最後に表に使われたベンチマークのスコアのスクショを貼っておきます。比較にどうぞ。

GeekBench6 CPUスコア概要

GeekBench6 CPUシングルコア詳細

GeekBench6 CPUマルチコア詳細

GeekBench6 GPU-OpenCL詳細

GeekBench6 GPU-Vulkan詳細

3D Mark Wild Lifeスコア

3D Mark Wild Life Unlimitedスコア

3D Mark Wild Life Extremeスコア

3D Mark Sling Shotスコア

3D Mark Sling Shot Unlimitedスコア

3D Mark Sling Shot Extreme(OpenGL)スコア

3D Mark Sling Shot Extreme(Vulkan)スコア