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EDF6におけるタイムパラドックス(物語の根幹にかかわるレベルのネタバレがあります)

みなさまこんにちは。TOM1192です。

今回は8月末に発売された地球防衛軍6(以後EDF6と記載)に度々出てくる「タイムパラドックス」についての解説となります。

 

なお、タイトルにもあるとおりこの記事は最終ミッションに直結するレベルのネタバレがあります。

予めご了承のうえ、ご閲覧くださいませ。

 

 

1.そもそもタイムパラドックスとは

タイムパラドックスはタイムマシンが登場するSF作品で主に使われる表現です。

ja.wikipedia.org

 

有名どころだと

子供が過去に戻り自身の親を殺す

未来では自分が存在しない

ゆえに自分が過去に戻って親を殺していない

結果、親は生き残り、自身も生存してしまう。

 

というものがありますね。

 

有り体に言ってしまえば時間を使った矛盾ということになります。

 

2.本作におけるタイムパラドックス

本作では主人公とプロフェッサー(先進技術開発部の主任)が何度も過去に戻り未来を書き換えることにより世界を救うというお話となっています。

 

この中で起きる矛盾はざっくりといえば上記の親と子の関係がプライマーと人類に置き換わったものです。

3周目のリング登場後のミッションにもあるとおり、今回の敵であるプライマーは「火星人」であることが明かされています。

また、はるか未来の文明(10万年後以上の未来)であることがその前のミッションで語られており、EDF5における神話に登場するプライマーが実は過去に飛んできた存在であったことも最終周回で明らかになっています。

 

そもそも、プライマーがEDF5・6で人類に対してあそこまでの干渉を行ったのは、はるか未来の生命体である自身らを滅ぼそうとする人類が存在し、その行動を阻止することが目的。

ただ、EDF創設の礎となった事件(テレポーションシップの墜落)より過去を書き換えた場合、未来に人間の文明が残っていないことになるため、プライマーは人類に興味を持たず地球に訪れることはなく、結果人類の文明は存続してしまう(すなわち人類はプライマーに対してきばをむく)。

 

上記太字部分がタイムパラドックスとなります。

ちなみに、プライマーが人類の文明に興味をもつだけの文明力が必須であるため、EDF5くらいの時代まではうかつに人類を滅ぼせなかったと思われ、またこの部分でもわかるとおり、人類が早期に滅亡することはプライマーとしては望んでいないということもわかります。

 

なお、最終ミッションでは人類側もタイムパラドックスを起こしており、

 

はるか未来の文明であるプライマーが生まれない未来を作るために火星を汚染させると、神話の事件が起きないためにEDFが設立されず、結果プライマーは生まれる運命は変わらない(すなわちプライマーは人類を襲う)。

 

というものとなっています。

 

3.整合性をとるうえで発生してしまう問題点

なお、このミッションにおいては、

 

今認識しているプライマーが特別な存在(俗に言うかの者)であり、過去からの干渉と切り離された存在になってしまったためにプライマーは存在するが未来では生まれない

 

という矛盾の塊が発生するという問題点がありますが、本作ではコレを

 

主人公(ストーム1)が人類側における「かの者」と同等の特別な存在であるがために、プライマーを認識したままプライマーを壊滅させられる

 

という形で矛盾を解消させています。

もっとも、こうでもしないと辻褄合わせもできないので、コレがゲームの表現であると思いながらプレイしていただければいいかと思います。

 

4.さいごに

アタマ空っぽでプレイしましょう。こんな考察する必要なんてありません。

人類はプライマーに勝利し、とりあえずの未来を手に入れた。それだけで上等です。

 

 

ってなわけで今回はここまで。