Tom’s PCparts Blog With Other Games

主に自作PCと惑星WTのネタをぶち込むブログ

WarThunderをより快適にするための画面選び

みなさまこんにちは。TOM1192です。

この記事は異様に長くなったWTの要求スペックの記事のうち、画面部分を切り取ったモノです。

 

元記事自体は、下部からどうぞ。

 

tomspcparts.hatenablog.com

 

 

 

WTを快適に遊ぶうえで当方がスペックの次に重要視している要素です。

適当に選ぶと絶対に後悔しますので、しっかりと悩みましょう。

1.解像度

いわゆるFHDなどのことを指します。

よくあるのが、

  • FullHD(1920x1080)
  • WQHD(2560x1440)
  • 4K(3820x2160)

の16:9の画面比率(ワイドモニター)のモノと

  • UWFHD(2560x1080)
  • UWQHD(3440x1440)

の21:9の画面比率(ウルトラワイドモニター)のモノですね。

基本的に解像度が高いほど、情報量が多くなるのでプレイには有利になりますが、そのぶん要求されるPCのスペックがガンガン上がるので予算と応相談のうえ導入するといいでしょう。

 

当方のオススメ解像度は、WQHDとUWQHDです。

PCの負荷と解像度のバランスとコストが見事にマッチングしています。

 

2.パネル方式

従来型液晶と有機EL液晶の2つに大別されます。

が、悩んだら従来型液晶で大丈夫です。

2-1 従来型液晶

パネル後方に光源(主に白色LED)をおいて、シャッターによって色を表現する方式です。

登場から相当な年月が経っているので非常に低価格で手に入れることが可能な一方で、有機ELに並ぶあるいはソレを超えるような価格の製品もあります。

こちらについてはのちに解説します。

 

コスパは圧倒的で、長期利用も十分可能です。

一方で基本的に光源が消えないため、暗所では眩しくなりがちです。

良くも悪くもオールマイティーな方式ですね。

 

2-2 有機EL(OLED)

光の三原色が自発光することにより色を表現する方式です。

バックライト部が存在しないためにペラペラにできるのが特徴な一方で、焼き付きと呼ばれる現象が発生しやすいパネル方式です。

価格は比較的下がってきたものの、モニターとして使うには大画面すぎるものが多く、設置場所を選んでしまいます。

 

自発光なため、暗所でもバッチリ使えますが、消費電力は液晶よりも遥かに高くなるのと、細かい色の表現が苦手なので、使い所を理解する必要があります。

なお、応答速度に関しては従来型液晶の比でないほど高く(約1/100)、コントラスト比も非常に高いのが特徴(約1000倍)でもあります。

 

3.従来型液晶のバックライト方式

従来型液晶は構造上バックライトを必要としますが、バックライトには2つの駆動方式があり、エッジ型と直下型の2つに別れます。

が、当方では直下型を推しています。詳細はHDRの項で紹介します。

3-1 エッジ型

名前の通り、光源となるLEDを画面の側面部に設置し、導光板を使うことで広範囲を照らす方式です。

LEDの低消費電力と背面スペースの薄さ、軽量であるのが特徴であるものの、構造上バックライトの消灯はできません。

テレビやモニターにおける主力方式で、コストも安いので導入に関してはお手軽方式ですね。

 

3-2 直下型

こちらはエッジ型と対極を成す位置に存在する方式で、シャッターの真後ろにLEDを敷き詰める方式です。

テレビとしては東芝のCellREGZAなどが採用した方式で、その圧倒的光量をもってして、有機ELをも超える表現能力を持つ一方で、LEDを大量に搭載するために重量や価格、寸法の大型化など欠点もあります。

 

現在は直下型エリア駆動方式というさらなる発展形があり、こちらはLEDの明るさをエリア単位で制御することで色の表現能力をより高めています。

 

4.従来型液晶のパネル方式

従来型液晶にも複数のパネル方式があり、IPSとVAとTNの3つに大別されます。

なお、ADSパネルはIPSに近いため、IPSとして紹介します。

 

www.iodata.jp

 

4-1 TNパネル

ハイリフレッシュレートディスプレイといえば基本的にコレがよく採用されていました(現在はそうでもない)。

応答速度が良好で、競技性に非常に向く一方で、正面以外での見え方が悪いため、後述する2つの方式より見栄えが良くない傾向があります。

ゲームをプレイするだけなら多少の色の悪さは許容可能ですが、ゲーム以外にも使う場合は避けておいたほうがいいかもしれません。

 

なお、最もコストが安い方式でもあります。

 

4-2 VAパネル

TNパネルの欠点を制御によってある程度克服したモノです。

視野角が比較的改善されており、コントラストが高くできるという特徴があります。

が、この制御の関係上、応答速度が悪化しており、ゲーム用としてはあんまり向かない構造となっています。

ウルトラワイドモニターはこの方式が多いので、よく確認したほうがいいでしょう。

 

なお、TNパネルの欠点である正面以外の視認性が完全に解消しているわけではなく、特に端っこのほうの色が悪くなるという特性があるので、大画面なモノであれば目立つ可能性があるという点は忘れないようにしましょう(30インチ以上や湾曲型は特に)

 

また、後述のIPSパネル同様、オーバードライブ機能によって色が変色することがあるのでその点だけには注意しましょう。

 

4-3 IPSパネル

テレビで最も採用される方式で、スマホの液晶もコレが採用されてます。

TNやVAと違い中の液晶の駆動方向が水平となっているため、前者2つよりも広視野角を実現しています。

ただ、その一方でバックライトの光が漏れやすかったり、純粋なコントラスト比はVAパネルに劣るなど、完全上位互換というわけではありません。

 

なお、昨今ではオーバードライブ機能によって応答速度がかなり改善されてはいますが、その代償で色が変色する「オーバーシュート」・「アンダーシュート」が発生することがままあります。

ゆえに、最大応答速度1msと書いてあっても、実現時に問題が発生しないというわけではなく、その数字だけを信用するのはやめておきましょう。

 

ちなみに、IPSパネルとひとくくりで説明していますが、亜種が結構存在し、スマホ向けから逆輸入された方式もあります。

その方式がAHVA(Advanced Hyper-Viewing Angle)で、iPad miniなどにも採用されているそうです。

応答速度が速いかわりにIPS系列の中でも光漏れが多く、発色も他のIPSのパネル方式よりも悪化しているというどちらかというとTNパネルに近い特性をもっています。

名前にAHVAとありますが、前述のVAパネルとは全く無関係です。

 

コストが一番高い方式であり、多少の欠点こそありますが、予算があれば真っ先に導入を検討すべきでしょう。

5.リフレッシュレート

モニターの仕様表にある、単位がHzの指標です。

この数字が高ければ高いほど、よりなめらかに動かせますが、よりなめらか動かすためにはPCのスペックもそれ相応に上げておく必要があるという点には注意しましょう。

ゲーミング向けとしては基本的に120Hz~240Hzが主流ですが、一部では360Hzなど超ハイリフレッシュレートなディスプレイもあります。

もちろんリフレッシュレートが上がれば上がるほどコストも増大しますので、予算とにらめっこすることになります。

 

また、映像端子規格(HDMIやDP)によっては解像度とリフレッシュレートが実現できないようになっているパターンもあり、こちらにも注意が必要です。

 

6.画面サイズ

PCゲームとテレビは用途が違うので画面サイズも異なりがちです。

が、最近は48インチのモニターが出てきたりと大型なモノもあります。

www.gigabyte.com

24~27インチが基本的な主流で、ウルトラワイドモニターでは29~34インチが主流です。

27インチが個人的には一番バランスがいいと思いますが、画面との距離によって異なってきますので、配置次第で選ぶといいと思います。

 

7.VRR(可変リフレッシュレート機能)

PCゲームにおいては、常にPCが同じFPSを出力できるわけではないので、FPSが下がった際に、リフレッシュレートを可変させてFPSと一致させる機能がVRRです。

基本的にG-SyncとFreeSyncの2つに分かれており、ソレに加えてHDMI2.1から独自に実装されたVRRがあります。

7-1 G-Sync

NvidiaGPU(GTXやRTX)のみでしか使用できない代わりに、専用モジュールを使うことによって後述のFreeSyncよりも高度な柔軟性を持つVRRです。

ただ、搭載モニターが少ないこととそのモニターのコストが異様に高いため、導入の敷居はかなり高いです。

ちなみに、G-Syncには上位規格として「G-Sync Ultimate」がありますが、条件が非常に厳しいため、基本的に20万以上もするモニターくらいにしか採用されておらず、まずお目にかかることはないでしょう。

 

せめてコストが下がってくれたらなぁ…と思っています。

www.nvidia.com

 

7-2 FreeSync(G-Sync compatible)

AMDGPUとNvidiaGPU双方で利用できるVRRで、ディスプレイの業界団体であるVESAがAMDと共同で策定したVRRです。

専用モジュールを搭載せずとも実現できるため、導入コストが圧倒的に安く、最近のハイリフレッシュレートモニターは基本的にコレが使えるようになっています。

当初はNvidiaでは利用できませんでしたが、後に撤回してG-Sync compatibleとして採用され、一気に自由度が広がりました。

なお、G-Sync CompatibleはNvidiaの承認をもってして認定されていますが、元技術がFreeSyncと同じである関係上、FreeSyncに対応しているモニターであれば自己責任のもとで有効化ができます。

ただし、承認されているわけではないので、動作に問題が生じた場合は使用をやめておいたほうがいいででしょう。

 

www.amd.com

 

8.HDR(High Dynamic Range)

www.eizo.co.jp

 

WTを快適に遊ぶうえで絶対に外してはいけない最重要といってもいい要素です。

HDRは従来までのレンジ(SDR=Standard Dynamic Range)では不可能なより広範囲の色の表現を可能にする技術で、具体的には光の三原色の色のビット数を8ビットから10ビットあるいは12ビットへと拡張したものです。

これにより、黒と白の表現により磨きがかかり、より自然に見えるようになります。

 

有り体にいってしまえば、リアルな見え方に近づける技術ですね。

 

WTでは、特定の条件下で夜間戦闘が発生するようになり、SDRモニターでは完全に闇に包まれますが、HDRモニターだと圧倒的に視認性が良くなります。

これだけのために買っても損することはないといっていいほど最オシの機能です。

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左がSDR、右がHDR。そもそも見え方が違う。

なお、HDR規格はHDR10とHLGがあり、PCで使うには前者が必要です。

ちなみに、ディスプレイの輝度による規格もあります。それがDisplayHDRです。

表記はDisplayHDR1000のように記載され、数字の部分が保証されている最大輝度となっています。

同規格は、400・600・1000・1400の合計4つあり、数字が大きくなるほどコストも上がりますが、そのぶん表現能力が上がっていきます。

できるのなら600以上のものを選んでおきたいところです。

kakaku.com

最安でも7万円近くしますが、ソレに見合った価値がありますのでぜひとも買っていただきたいです。

 

当方が使用しているモニターは

acerjapan.com

AcerのConceptD CP7で、詳細は

tomspcparts.hatenablog.com

こちらからどうぞ

 

9.eARCとALLM

9-1 eARC

eARCはEnhanced Audio Return Channelといい、HDMIに付与された機能で特にTVで採用されています。

この機能は、HDMI入力端子から音声信号だけを送り返すということが可能になるという代物で、サウンドバーなどはコレを活用することによりHDMIケーブル1本で音声を出力させるということができます。

なお、特にTVでという文言からも察するとおり、基本的にPC用モニターでは使えない機能となっています。

が、ごく一部の製品は使えたりするので仕様表を確認しておきましょう。

 

9-2 ALLM

ALLMはAutomatic Low Latency Modeといい、こちらはHDMI2.1で付与された機能で、TVないしモニター側とゲーム機及びPC側それぞれがALLMに対応している状況下でのみ有効化できる低遅延機能です(有効化はモニター側・機器側それぞれで行う)。

ただし、HDMI2.0でも使用可能でもあるという情報(XBox Oneでも使えるとのこと)もあり、イマイチ全容がはっきりしていない機能ともいえます。

 

低遅延を必要とするゲームなどにおいては有効化され、動画などの不必要時は使わないといった柔軟な運用を自動的に行ってくれるという代物です。

ただし、低遅延を優先する場合は画質の悪化も発生するとのことなので、一長一短ともいえる機能です。

 

10.応答速度

応答速度とはざっくりいえば残像感が少なさを数字で表したものです。

単位はms(ミリ秒)で基本的に数字が小さいほど残像感が残りにくいのでこの数字が小さいものを選びましょう。

ただし、液晶のパネル方式の項にもあったように、オーバードライブ機能によってその応答速度を実現しているモノもあるため、注意が必要です。

 

ちなみに、応答速度はGtoG(Gray to Gray)とMPRT(Moving Picture Responce Time)の2つがあり、主に前者の記載が多数を占めています。

ただ、より実感性を求める場合は後者であるMPRTの数字のほうが求められることもあり、どちらの数字も見逃さないのに越したことはありません。

 

 

以上、画面編でした。

元記事は下部から。

tomspcparts.hatenablog.com